子供の甲状腺癌は10年後がピークで事故前の100倍。その後は減少。
大人の甲状腺癌は20年以上にわたって増加の一途だが、IAEAは事故との関連を否定しつづける。
http://youtu.be/bEbKoA_32FA
低線量での長期被爆は、結局のところ、研究途上であって、グレーなので、黒と確定するまでは、白、という扱いのよう。
とはいえ、その間に何の補償も支援もないまま、病いの苦しみも経済も自己負担で死んでいく人々がいるわけで、やりきれない。
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しかし、原発だけではない。
列車事故や飛行機事故はセンセーショナルだけれど、現実には自動車事故より人・キロあたりで飛行機は100倍安全列車は500倍安全とかと耳にするように、まれな事でしかない。やはり「交通戦争」という名が相応しいほど、戦争並みにひとが殺されているのに、クルマが産む人と物の流通を後戻りさせる流れにはなかなかならない。
国内の交通死亡事故死者というのもこのところは6000人程度に減っているとされるけれど、それは統計上30日以内に死んだひとだけで、それ以上かかって死んだひとを含めるとまだ一万人前後だったと思う。ある意味それも統計基準によるごまかし。
常々交通事故死者の遺族会は「歩車分離」をというけれど、いざ自分の家族が車に殺されてみないと、耳も貸さない。飲酒運転もなかなかなくならなかった。ようやく若い世代から車離れが根づいてきたが、クルマ業界はマスコミと連携して阻止に躍起だ。
衣食住、現代では、「住」の中の水道・光・熱、そして運搬手段、そしてそれらのエネルギー源。
どれも安全性を犠牲にしながら、効率性と天秤にかけて立ち止まることなく日々が過ぎていく。
あの程度の津波も想定しないほど安全対策不足だった東電は当然裁かれるべきだけれど、世の中ほかにいくらでも利潤が長期にわたって澱んでいて腐敗が進んでるところがいくらでもあるわよねー、と思ったりします。