2013-12-02

私が生まれた1953年

あっと言う間に、この年になったようで、振り返ると速い。しかし、今年はいつになくゆっくり過ぎているように感じている。不思議としか言いようが無い。死期が近いのか、体も年々学級担任という多忙な職務をこなすのが難しく感じている。死ぬまで現役の仕事に就いておけばよかった。来年からの仕事がどうなるのだろうとかいるいろいろ考えることもありで、心身共に多忙な日々だ。今から全く新しいことは始められないだろうし、元気な子供達を相手に大声を出して走り回っている姿は寿命をちちめている感が強い。私が生まれた時、父はヴァイオリンを習わせたくて、ヴァイオリンを購入したらしい。六番目に生まれた末っ子の私に。確かにベートーベンと誕生日が同じなので、霊的直感力のある父は何かを感じたのだろう。親の言う事は聞いておくに限る。何度も勧められたが、始めたのは長男の出産後、長男三歳で、私が35歳の時だった。心に染み入る音色に深く感動しもっと早く始めていればよかったと悔いた。今は長男は音大に入学可能な程度に上達し毎日欠かさず練習している。私は残念ながら、シャコンヌをまだ、しっかり弾けない。まだまだ、これから、練習しようとは思っているが、時間がないと言ってさぼっている。今思えば、戦争後8年経ってようやく、新しい日本が始まりつつあった頃なのだるう。彼岸に近くの寺社に行くと、戦争で怪我をした人たちが痛々しげに賽銭を貰っていたりした。あれから、半世紀が過ぎ、時代の変化をしみじみと感じている。

0 件のコメント:

コメントを投稿