2011-05-07

家畜化される? 現代の時給労働について

この連休に、ちょっと遠方の郊外型の複合型のショッピングセンターへ行った。

そのホームセンターへ行ったら、レジが自動販売機のような状態だった。
バーコードにレーザーを当てて、札の出し入れ・小銭の出し入れ・勘定を機械がやってくれる。

店員さんもその「自動販売機」を操作する「部外者」という感じ。
まあ、無用な誤解がなくなり、棚おろしとかの手間も減るならば、雇われて働く者にも利があるが。
だって、時給労働なんだから。
無用な誤解で長々引っ張られてはたまらない。
あとぐされなく、さっぱり出来る方がいいだろう。

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そのとなりの、あるスーパーへいったら、今度は売り場のひとの胸に「入店許可証」とかと大きく書かれた名札が下がっていた。慣れないスーツ姿で。

え?あなた、その商品を「売る」ひと、なんでしょ?
あなた、が、売るんでしょ?

ちょっと前なんか、街中小売店がいっぱいあったのに。

「売る人」が「売る場所」に「入場」を「許可されている」とは?????

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パノプチコンとか、管理社会・監視社会ということが前々から言われていたけれど。
監視カメラとかは、未成年の頃からある程度馴染んでいたから、あまり気にならなかったけれど。

でも、あれも、監視カメラなんかない状態で生まれ育って、監視カメラがなくても、その代替を果たすような自然な人間関係の信頼関係を築いて生きていくことを学んで社会に出て長らく経っていた世代にとっては、ひどく人間疎外を感じるショッキングなものだったのかもしれない。

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草食系男子というのも、貧困からの反動で欲望旺盛だった世代よりよほど成熟したものがあってよい傾向だと感じるけれど、悪い意味で家畜化されているという懸念も拭えない。

雇用する側と、雇用される側とが、信頼関係もないまま、共通の利害や理念を共有しないまま、生活の必要に追い立てられて、ただ労働力として使用されるとしたら、それは事実上の奴隷に近い。

だからといって共産主義がいいということはない。あれは国が需給を調査し計算し計画するという点で、国が「神」になってしまう。
そこには自由の光がない。


「監視社会・管理社会」というものの恐怖は、まだまだ現在進行形。
まあでも、結局は信頼関係と適正な運用なんですよね。時給労働などの卑近な話だけでなくて、Nシステムやエシュロンでも。


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強く生きよ自由の命
この地の果てまで目覚め立て!!
  Rev. Moon
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