2011-09-06

八百長国家

八百長国家というのは、ベンジャミン・フルフォード氏が言っていたことで、「あいからわずとんでもネタばかり・・・」 と思っていたが、今回の地震で結構この国のアラが多くの人の目にさらされることになった気もする。


7月27日の東大の児玉先生の参考人説明。
http://youtu.be/O9sTLQSZfwo原子力村のひとでなくて、医学から放射線をみてきたひとなので、健康被害を気にする一般人が求める情報と視点が尽くされていて、とても参考になった16分間でした。


・低い線量の汚染では、濃度より総量が問題
であるのに、東電も政府も、総量を公表しない
・原爆による汚染物は一年で1000分の1とすみやかに消え去るが、
原発事故の汚染物は10分の1にしかならない。
(しかも広島原爆100発分以上の汚染物)
・ゲルマニウムカウンターでちまちま線量を測るのでなくて、
イメージングベースの流れ作業で食品検査を徹底すべき
・放射線の測定器
南相馬市で5月1日段階で放射線測定器が一台だけ
米軍から個人線量計が20台来ていたのに教育委員会が英文の取扱説明書を理解できず使われていなかった
・補償問題と子どもの問題を分けるべき
強制避難でないと補償しないという都合上から危険な学校へ毎日スクールバスで子どもを連れていっている。


_/_/_/ _/_/_/ _/_/_/ _/_/_/ _/_/_/ _/_/_/ _/_/_/_/_/_/

一時帰宅の様子なども報道されていますが、頼りない紙マスクで、やる気あるのか、という感じでした。木や石の削り屑やなどからの防御でもプラスチックや布を組み合わせて隙間なく顔にフィットする防塵マスクを普通は使います。ホームセンターでもアマゾンでも売ってます。あんな程度の「防護服」しか支給しないのは・・・

  _/_/_/ _/_/_/ _/_/_/ _/_/_/ _/_/_/ _/_/_/ _/_/_/_/_/_/
上杉隆さん
ネット記者などのスクープ記事を横取りし、政府の大本営発表をそのまま載せて高給を取る記者クラブというマスコミの構造の問題を指摘。
 http://uesugitakashi.com/?p=658


武田邦彦氏
汚染給食を出しておきながら教育委員会からはすみませんの一言もない上に、各学校で配布される段階で給食拒否と弁当持参の件については削除されたという教育業界の腐敗。
http://takedanet.com/2011/09/post_1c39.html


独立系の新しい試みとしては、  日刊ベリタhttp://www.nikkanberita.com/があったけれど、今年は自由報道協会http://fpaj.jp/ が生まれたという。

そのほか、異色のブロガーさん
http://ameblo.jp/kouenjiemika000777/entry-10998155887.html

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

世界○報は二十年前もとっていたのだが、当時のビュー○イントを棚から引っ張り出して見ると思い切り原発推進の論調。
それが今では自然エネルギー推進への変り身の素早さ。
仲正昌樹氏が記者時代「うざい」と感じていたというアベル・カインという悪玉・善玉を初めから決めてかかる論調だけれど、 その背景には勝共があり、さらにその背後には神を中心とする世界観がある。だからこそ明解だけれど。

__/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

ある意味、万事八百長のほうが幸せなのかもしれないが、思考停止の代償は大きい。

0 件のコメント:

コメントを投稿