2011-02-15

貝原益軒の養生訓

http://www.google.com/search?client=ubuntu&channel=fs&q=%E9%A4%8A%E7%94%9F%E8%A8%93&oe=utf-8&um=1&hl=ja&biw=1024&bih=477&ie=UTF-8&sa=N&tab=iw

ネット上で全文が読める(青空文庫には)
http://www.lib.nakamura-u.ac.jp/kaibara/yojokun/text.htm

(105)凡(およそ)養生の道は、内慾をこらゆるを以(て)本とす。本をつとむれば、元気つよくして、外邪をおかさず。内慾をつつしまずして、元気よはければ、外邪にやぶれやすくして、大病となり天命をたもたず。内慾をこらゆるに、其(の)大なる条目は、飲食をよき程にして過さず。脾胃をやぶり病を発する物をくらはず。色慾をつつしみて精気をおしみ、時ならずして臥さず。久しく睡る事をいましめ、久しく安坐せず、時々身をうごかして、気をめぐらすべし。ことに食後には、必数百歩、歩行すべし。もし久しく安坐し、又、食後に穏坐し、ひるいね、食気いまだ消化せざるに、早くふしねぶれば、
滞りて病を生じ、久しきをつめば、元気発生せずして、よはくなる。常に元気をへらす事をおしみて、言語をすくなくし、七情をよきほどにし、七情の内にて取わき、いかり、かなしみ、うれひ思ひをすくなくすべし。慾をおさえ、心を平にし、気を和(やわらか)にしてあらくせず、しづかにしてさはがしからず、心はつねに和楽なるべし。憂ひ苦むべからず。是皆、内慾をこらえて元気を養ふ道也。又、風寒暑湿の外邪をふせぎてやぶられず。此内外の数(あまた)の慎は、養生の大なる条目なり。是をよく慎しみ守るべし。

 90歳まで生きた祖父も養生訓をつねづね引用していましたが、健康の本質は、健康食品とか、何を食べるか、とかではないです。
 あるとき、自分の物持ちの悪さと体調の悪さに、「自分の荒々しい手で破れ壊れるのは、モノだけでなくて、自分の血管や内蔵などもそうなのだ」と気付いた。
 もちろん生命体には修復機能があるが、炎症を起こせば起こすほど炎症を起こしやすくなっていく。

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