2011-09-09

福島原発の真相

東電勤務の経歴のある「院長の独り言」というサイトの分析のキレの良さが光っています。

三号機の爆発は核反応を伴っている可能性
・曲がった鉄骨
・使用済燃料プールのコンクリ壁に穴
・赤い炎と黒いきのこ雲

福島原発のすぐそばの作業所での不審な病死
・安置していたら除染の必要のない線量に下がった
→短周期の核種で致死量を浴びていた可能性

日本政府が(推定)二億円をかけて雇うネット工作員
・「不適切な情報」を「正確な情報」に正していく名目
・ともかく常時監視体制を敷くと入札で明言


上空の汚染
・チェルノブイリ事故後は一年かけて成層圏まで汚染が進んだ


チェルノブイリ事故よりずっと甘い基準
・チェルノブイリは、> 5mSv/year で強制退去
・日本は、 < 20mSv/year    なら問題ない
・強制退去させずに土壌を改良

除染はきわめて困難
・コロンビアでは年間16兆円かけているが、除染は成功していない

・乗っているだけでなんとなく気持ちが悪くなって死んでしまう水準の線量
・福島県は外部へ中古車として流通させている


原子力発電入門(8)
分裂・崩壊で生じる元素一覧が周期表上に示されていて大変分かり良い解説です。

・放射性セシウムの恐怖
周期表で二つ上はカリウム。
筋肉で作用するカリウム。

カリウムと取り間違えられて放射性セシウムが心筋に集まり、
心臓の疾患を招く

・放射性ストロンチウムの恐怖
周期表で一つ上はカルシウム

カルシウムと取り間違えられて放射性のストロンチウムが骨に集まり、
骨髄が癌化して白血病を招く

・放射性ヨウ素の恐怖
甲状腺に集まって甲状腺癌を招く


・統計的には被害が数十年後に収束してから原発由来の病だったと分かる
が、それでは遅すぎる
・身体のそれぞれの部位に集まる濃度・線量をみないといけない



1kgあたり10万ベクレルの稲藁のその後
30年後 50万ベクレル
60年後 25万ベクレル
90年後 12.5万ベクレル
・・
300年後 1,000ベクレル
330年後 500ベクレル
360年後 250ベクレル
・・
600年後 約 1ベクレル

結局、指数関数なので、初めはじれったいけれど、400年くらいで消えてくれる。



原子力安全委員会の実態
・たしかに専門家たちではある
・しかしそれぞれの専門家がそれぞれの専門分野内で発言するばかりで意見の取りまとめをして決定していくという機能が果たせるかというと、まったくひどいもの





ち・な・みに・・・
東大工学部卒後に東電勤務を経て熊本大学医学部、開業医、ということらしいです。
福島第一原発勤務経験あり、というから、産業医さんかとおもってました。



そのほか

群馬大の早川氏の汚染地図

スウェーデン宇宙物理学研究所 山内正敏さんの放射能汚染対策のサイト

愛知・名古屋の脱原発運動

3.11以後人生が変わったという方のサイト。メルヘンチックなデザイン。



わたしなりの結論

チェルノブイリ事故と違って日本は人口密集地帯です。
そうそう強制避難ということはできない。
それをやったら首都が吹っ飛んで日本がなくなる。
それはできない。
それはできない。
たとえ癌の死者が出たとしても。

ということでしょうか。

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