一面記事でもなく、世間からしたらすーっと消え去りゆくような事件ですが、こころにひっかかるところがありました。
いくつか記事の抜粋とともに。
◇◇◇当初の報道
【ひき逃げで中学生死亡 花火大会の帰宅途中】
16日午後11時5分ごろ、白浜町堅田の県道南紀白浜空港線で、2人乗りの自転車と、対向してきた自動車が正面衝突した。この事故で自転車に乗っていた田辺市の東陽中学校3年、姜棟元(カン・ドンウォン)君(14)が頭を強く打ち死亡、同校3年生の男子生徒(15)は顔に軽傷を負った。車はそのまま逃走しており、白...
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100817-00000002-agara-l30
ひき逃げであるのは確かだが、飲酒運転かどうかなどは、その場で取り押さえないと、逃げ得になってしまいかねない。
◇◇◇初公判についての報道
>初公判が、きょう(28日)、和歌山地方裁判所・田辺支部で開かれ、男は起訴内容を認めました。
>自動車運転過失致死傷と道路交通法違反の罪に問われているのは、白浜町の無職、長野周平被告65歳です。
>起訴状などによりますと、長野被告はことし(2010年)8月16日の午後11時すぎ、妻と2人で田辺市内でパチンコをしたあと乗用車で帰宅する途中、白浜町堅田の県道(旧・白浜道路)で、白良浜(しららはま)の花火大会から帰る途中の14歳と15歳の男子中学生2人が乗った自転車をはね、動揺してそのまま逃げたとされます。
>14歳の少年は頭を強く打って死亡したほか、15歳の少年も顔に軽いケガをしました。
>罪状認否で長野被告は起訴内容を認めました。
>冒頭陳述で、検察側は「当日は花火大会から帰る車で渋滞しており、
>街灯がなくても車のライトで明るかった」などと指摘しました。
>また宗教家である、死亡した中学生の父親の「宗教の教えに従って、許す」
>という内容のコメントを読み上げました。
>次の公判は12月9日(木)に行われ、
>長野被告の妻が弁護側の証人として出廷するほか、
>長野被告が謝罪し、結審する予定です。
和歌山放送ニュース > ニュース事件・事故交通以前のニュース裁判
2010年10月28日(木) 14:06
http://wbs.co.jp/
危険運転致死罪に問うたりするどころか、ゆるす、のだという。
たしかに東京都だとパチンコは夜11時までだそうですが、田舎の花火の音が轟く夜にそんな遅くまで本当にパチンコ屋なんかにいたのか、とか、はたで見ていると不審で、その点追求して欲しかったと思うのですが。どうなんでしょう。
◇◇◇判決
>和歌山県白浜町で8月に起きた男子中学生死亡ひき逃げ事件で、自動車運転過失致死傷と道交法違反の罪に問われていた白浜町、無職長野周平被告(65)の判決公判が24日、和歌山地裁田辺支部であった。久保井恵子裁判官は懲役3年、保護観察付きの執行猶予5年(求刑=懲役3年)の有罪判決を言い渡した。
>判決によると、長野被告は8月16日午後11時5分ごろ、白浜町堅田の県道南紀白浜空港線で、時速約40キロで乗用車を運転中に前方左側から来た自転車と衝突。運転していた同県田辺市の東陽中学校3年だった姜棟元(カン・トンウォン)君(当時14歳)を脳挫傷で死亡させ、後ろに乗っていた男子生徒(15)に約15日間のけがを負わせたのに、救護や通報をしなかった。姜君らは、白浜町であった花火大会を見物した帰りだった。
>久保井裁判官は「基本的な注意義務を尽くしていれば衝突は回避できた。(姜君は)14歳という若さで亡くなっており、結果は重大。恐怖心を抑えられなかったという幼稚な理由で逃走していて、刑事責任は重大」と述べた。一方で、長野被告が罪を認めて反省していることなどを挙げて「被害者らに対する適切な措置を尽くさせながら、社会内で更生する機会を与えるのが相当」と執行猶予付きの理由を話した。
■「安心した」被害者の父
閉廷後、姜君の父で宣教師の珠實(ジュシル)さん(48)は紀伊民報の取材に「懲罰を受けないことを祈って嘆願書を出した。執行猶予付きの判決で安心した」と話した。珠實さんは、長野被告を許すという内容の嘆願書を出していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101224-00000008-agara-l30
紀伊民報 2010年12月24日(金)17時1分配信
◇◇◇ある教会員のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/yukitti000/62499652.html
上記のブログによれば、亡くなったのは韓日祝福の祝福二世で、お母様も病死されたばかりだったそうです。
ご冥福をお祈りいたします。
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