2011-04-25

直流バイアス式コンデンサーマイクrode nt-3の内部(ちょっとした分解)

スイッチを入れると一時的に赤いランプがつきます。
電池残量不足はランプが消えなくなります。
電池ケースのところにシリアル番号が手描きで記入されています。



=CAUTION= DO NOT OPEN
  Maker does not support it      and
  YOU CAN DIE with the 48V ELECTRIC SHOCK
くるくる回すと外れてしまうので、つい外してしまい、写真もとってしまった、というだけです。
ですが、メーカー保証外になりますし、「良い子は真似しないでね」という写真です。
とくに、ファンタム電源の48Vは十分に死ねる高電圧ですから、音響機器について安易な分解はできません。(舞台の上は、いろいろな吊り下げられた装置の落下や、奈落や、高電圧や、いくらでも死ねる危ない場所です。)

ちなみに、この金網がないと、ものすごくノイズが入ります。
静電容量変化を音の大小としてとらえる装置であるので、電場・磁場の影響をうけるのは当然で、金網は必須と見えます。
WM-61Aでもそうみたいで、携帯電話が着信したり、バスが発進したり、電磁波をうけるとすぐにノイズが入ります。




ただ、ノイズが入るので分解したら半田づけ不良があって自分で直したとかと、サウンドハウスのレビューに書いている方もいらっしゃったりします。(もちろん、そういうときは分解なんかせずに販売店に相談しましょう。)

高価な9V角形電池で、困ってしまうのですが、ダイソーの百円均一のもので問題ないです。


外側は、まず壊れそうにない頑丈な作り。
内部回路は電源スイッチ周辺だけで完結してますので、電池入れとかを省けばもっとコンパクトになりそう。




マイクの写真を見れば分かりますが、レコーダーに内臓の「コンデンサーマイク」とかいうの(膜に電圧をかけずに帯電させてあるだけのバックエレクトレットコンデンサーマイク)とは大きさも作りの規模も違います。
ちなみに、このNT-3のダイヤフラムの直径は
3/4インチ=1.905cmで、
一秒間の音速
340m=34000cm
34000cm÷17000Hz=2cm
ということは、17000Hzの音が真横から来ると、マイクの膜に山と谷がちょうど収まってしまう状況。
わたしはマイク設計者でないから、そのあたりの事情、結局どう電気信号になるのか、よくわからない。


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