今日は、メダカを家に持ち帰ることになり重い水槽を何個も
車に運んだ。水槽は来週の月曜日には返すつもりだ。
しかし、帰るときにあまりに無防備なことに水槽をそのまま
車に積んだら、20キロのスピードでもこぼれまくることが五分
も走らないうちに判明。当たり前のことがやってみるまで解ら
ないあほな私。途中でしっかりした水槽を買うつもりでいたが
まず近くのショッピングセンターに向かい、水槽を探したがな
かったので、ふたつきのかなり大きめの透明な米びつのような
物を二つ買った。二つというのは、産まれたばかりの子メダカ
を親メダカと共に入れるわけにいかないからだ。その駐車場で
電気をつけて水槽から丁寧に移し替えた。なんと、どこから出
てきたのか、子メダカは三匹になっていた。一匹のはずだった
のに。不思議としか言いようがない。
そして、まず家にメダカが落ち着きそうな場所に置いてみた
が案の定好奇心旺盛なたびとぷうが覗き込みに来ておまけに、
その生臭い水をおいしそうに飲んだ。お腹が痛くなるよと言っ
たが、おかまいなしなので蓋をしてとりあえず触れないところ
に置いた。夕飯はかなり古い食パンが一斤丸々残っていたので
消費期限を見ると五日位前に切れていたが、中身をチェックし
たところカビも無かったので、トマトバナナ茹で卵をはさんで
サンドウィッチにしてささっと食べ、もちろん家族の分も作り
美恵吉の子供らしい黒ちゃんのいる動物病院の庭に向かった。
やはり、黒ちゃんが待っていた。今日は籠の中に餌を入れて、
しっかり入ったら蓋をするつもりだったが、なんと用心深く手
を伸ばして餌をつまみだすようにして食べているので、きっと
生計を共にする猫がいるのだと感じ、今日は諦めた。確かに三
匹分程度の量がすっかり一日でなくなっているので、私の推測
では美恵吉も昔から居た黒猫も一緒にどこかで暮らしているに
違いないと思う。連れていかれないように用心深い行動をとる
黒ちゃんを躾たのは美恵吉なのかなと思った。
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